前職では、液晶パネル製造装置のオペレーターとして働いていましたが、設計エンジニアになりたくてダイセキに転職しました。入社後しばらくは文房具など小型の製品設計を担当していましたが、幅広い設計に携わりたいという希望が叶って設備設計に携わることに。現在は、物流や自動車関連などさまざまな分野の搬送装置の設計に携わっています。前職で培った製造装置への知識は今の仕事でも役立っていると感じます。
設備設計では、動くものを扱うことが多く、設備におけるタクトタイムを考慮したモータの速度計算や構造物の強度計算、ベアリングやリニアガイドの寿命計算など、複雑な計算がいくつも必要です。
また、計算だけではわからない装置の組立性、部品の加工性、材料の調達性、危険部分への安全性、装置完成後のメンテナンス性や作業性など、ありとあらゆる視点から設計装置を見直していかねばなりません。これらを通してお客様にご満足いただける設計をやりきることは、大変ですがそれ以上にやりがいを感じます。上司からもその姿勢で取り組んできた結果を評価されていると感じます。
今は後輩も増え、強度計算や機構の良し悪しをアドバイスし、先導する立場です。これからも設備設計はもちろん、製品設計や解析・リバースエンジニアリングなど、さまざまな知識を蓄え、ともにスキルアップしていければと感じています。
ダイセキを選んだ理由
幅広い設計に携わりたくて転職活動をしていたところ、ダイセキに出会いました。入社直後から機構設計、解析、耐久試験、試作組立などさまざまな経験をさせてもらうことができたと感じています。その後も3Dスキャナ/3Dプリンタの導入など、新しい設計のあり方を模索し続ける社風を実感しています。
これから入社してくる方へ
新しく三宮のオフィスに移転してからは、海も山も見渡せるとても見晴らしの良い環境で仕事ができるようになりました。リフレッシュルームで気軽に息抜きできますし、他部署とも壁のないオフィス環境なので、お互いの設計業務について気軽に話すことができます。いろんな人の仕事を見たり聞いたりしながら設計知識を蓄えていけるのが楽しいですね。もともといろんな設計がしたくて転職した自分には、ぴったりの会社だと感じています。幅広い設計やものづくりに興味のある方は、ぜひオフィスに見学にいらしてください。
入社後のキャリアステップ
1年目～
入社後、設計補助業務からスタート。上司のCAD操作のスピードを目標に操作スピードと設計知識の向上に努める。
2年目～
1年目で努力したCAD操作スピードを買われ、お客様先でのCAD操作の指導のため某家電メーカーに入業（※1）する。
3DCADの操作に慣れ、続いて2D図面の構造理解のため、立体形状はPC画面でなく紙の図面からイメージできるよう訓練。
3年目～
1案件を1人で任されるようになり、打ち合わせ～設計～調達～組立～納品までの機械設計の一連の流れを覚える。後輩も増え、仕事を人に教える難しさ、理解してくれたときの楽しさを知る。
某装置メーカーに入業。工場併設のお客様先では、加工・組立現場が近くにあったため、設計だけではわからない知識を事務所勤務の社員と共有するため多くのことを学ぶ。
9年目～
事務所に戻り、複数のお客様先と案件を任される。上流の設計工程に関わりながら、部下への仕事の割り振りやそのスケジュール管理など、グループリーダーとして重要な役割を担う。
※1入業 … 客先派遣のこと
